蒲島郁夫official site

本日、熊本地震犠牲者追悼式を開催いたしました。
熊本地震から６年となりますが、発災直後の光景は今も忘れることはありません。
犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表します。

この６年間、多くの皆様からのご支援に支えられながら、創造的復興を着実に進めることができました。
最優先課題として取り組んできた「すまいの再建」については、誰一人取り残さないという決意で、最後のお一人が再建を果たすまで、しっかりと寄り添って支援して参ります。
そして、記憶の風化を防ぐためにも、熊本地震の教訓を後世に伝えて参ります。

先月、被災地の小学校の卒業式を報道番組で見ました。卒業した子ども達は熊本地震当時、入学したばかりの１年生でした。
卒業生の代表が、「友達と会える喜び、勉強できる喜び、安心して過ごせる毎日。今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではないと分かった」と言っていたのが、とても印象的でした。
地震という困難を乗り越え、たくましく成長した子ども達が、今後更に羽ばたいていくことを心から願っています。

現在、熊本県は、熊本地震、新型コロナウイルス、令和２年７月豪雨災害という困難に立ち向かっています。
これらの困難を乗り越えた先には、成長していく子ども達の未来のように、希望に満ちた熊本があると確信しています。

本日の追悼式において、県民の皆様が夢を抱き、安心して暮らすことができる熊本を築いていくことをお誓い申し上げました。

これからも、ふるさと熊本のため、全身全霊で取り組んで参ります。