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群馬県・浅間山大噴火から240年

22.08.17お知らせ

先日、群馬県嬬恋村から熊本県に感謝状を贈呈いただきました。

これは、1783年(天明3年)の浅間山大噴火から240回忌を迎え、当時、熊本藩が復興費用を供出したという史実に対する、敬意と感謝の気持ちから贈呈いただいたものです。

浅間山の大噴火は、当時の住民の約8割に当たる477人が亡くなるなど、壊滅的な被害だったそうです。

そのため、幕府から復興支援の命が下り、約10万両もの大金を(現在の金額で100億円相当)、熊本藩が支援したそうです。

活火山の阿蘇山を有し、火山災害に理解がある熊本藩とはいえ、当時の熊本藩の財政は非常に厳しく、領民へ日々の倹約を依頼し、お金を募って実施されたそうです。

こうした歴史的な繋がりもあり、熊本地震の際には、嬬恋村の方々から「ご先祖がお世話になった恩返しがしたい」との温かいお気持ちで、ほぼ全戸からご寄付をいただいております。改めて、感謝申し上げます。

いつの時代も困った時にはお互いが助け合い、時を経ても脈々と後世に受け継がれていることに、誇りと嬉しさを感じます。

嬬恋村の方々をはじめ、国内外から多くのご支援をいただいた熊本地震や豪雨災害につきましては、創造的復興を着実に進め、ご支援をいただきました皆様に御恩返しができるよう、知事として精一杯取り組むことを改めて決意しました。

最後に、浅間山大噴火で犠牲になられた方や復興に尽力された先人の方々の御魂が安らかならんことを心よりお祈り申し上げます。

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