コロナウィルス感染症に関する情報一覧

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県民の皆さんへ 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ(2月28日)

20.02.28お知らせ

1 新型コロナウィルス感染症による影響が国内外に拡大していますが、熊本県内でも、宿泊や宴会のキャンセル、イベントの延期・中止が相次ぐなど、県経済への深刻な影響が懸念されます。

そのため、これらの影響に対応する「新型コロナウイルス感染症に対する緊急対策」を取りまとめ、本日(2月28日)発表しました。

まず、「県民生活・県経済への影響の最小化」のための対策として、宿泊キャンセル等の影響で、売上減に直面する中小企業の資金繰りを支援するため、新たに、融資枠100億円の融資制度を設けます。

これは、融資に当たっての信用保証料を全額補助するもので、熊本地震の際の支援と同等の内容になります。

 また、観光事業者等の皆様の声をしっかりとお聞きするため、巡回型の個別調査を行うとともに、2月26日には、県庁内に電話相談窓口を設置しました。

さらに、地域の雇用を守るため、国の雇用調整助成金の活用を促進するとともに、影響を受ける多くの事業者が対象となるよう、要件の緩和を国に要望しました。

次に、感染症対策の体制強化のため、ウィルス検査機器、防護服をはじめ、保健所や医療機関に必要な備品等の整備を行います。

これらの緊急対策に必要な予算については、本日(2月28日)付けで知事専決処分を行い、すぐに対応していきます。これらの対策については、熊本市ともしっかり連携しながら進めていきます。

2月24日に国の専門家会議が示したように、これから1~2週間が、感染が急速に拡大するのか、収束できるかの瀬戸際です。今後も、感染の拡大を防止し、県経済への影響を最小化するため、迅速かつ的確な対応を行っていきます。

2 また、昨夜、国から示された全国での学校の臨時休校についてですが、熊本県の対応について、県教育委員会の教育長と協議を行いました。その上で、全ての県立中学校、高等学校、特別支援学校について、当分の間、3月2日から3月15日まで臨時休校とし、今後の状況を踏まえ、春休みまでの延長を検討していく方針としました。 小学校を管轄する市町村教育委員会に対して、同様の措置を講じるよう要請を行います。また、 私立学校についてもこの方針について説明し、ご理解とご協力を求めることとしています。

学校の臨時休校については、感染防止の観点からは大きな効果が期待される一方、子どもさんがおられる各ご家庭には大きなご負担をかけることは承知しています。

しかしながら、現在、感染防止の重要局面を迎えていること、熊本県でもこれまでに5人の感染者が発生していることを踏まえ、「熊本の宝」である「子どもたちの命」を守り、感染拡大を防ぐため、臨時休校の実施という判断を行いました。ぜひ県民の皆様にもご理解とご協力をお願いします。

共働き世帯やひとり親世帯が休みを取りやすいよう、私からも各企業に対して本日(2月28日)付けで協力をお願いします。

県庁の全ての部局に対して、取り得る全ての対策を検討し、即、実行するよう指示しています。更に、必要な対策があれば、熊本市をはじめ、関係機関と緊密に連携しながら、躊躇することなく取り組んで参ります。

県民の皆さんの気持ちを一つにし、そして冷静にこの難局に立ち向かっていきましょう!! 

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